2.24.2013

シルエット

130224tc
振り向いたらそこにいて、こっちを見ていた。
とまどい、いぶかしがりながら、
それにも増して、眠たげだった。

彼女の後ろで、陽がゆっくりと落ちて行く。
振り向き、振り仰ぎ、こっちを睨め付け...、
そしてついに、まぶたが落ちた。

物音に目覚め、振り返り、そして目を閉じる、
その繰り返し。
眠り浅い彼女のそばに、しばらくいた。


もう去らないと。
その気配を察してか、
それは「突然」終わった。





0 件のコメント:

コメントを投稿

Googleアカウントをお持ちでない方は名前/URLを選択してください。
【お願い】猫がいる場所の詳細な地名は絶対に書かないでください。
猫と地域の方に迷惑、心配をかけないために。